お産の流れ 

一生に0~数回しか経験することのない出産。100人いれば100通りのお産があると言われています。
初めての出産となるとなかなかイメージも付きにくいですよね・・・。私も出産前から雑誌や本を読んで、頭の中でシミュレーションしてはいたのですが、全然予想していたのと違うっ!ってなりました・・・。
今回の記事は私の出産時の体験談です。

出産が近づいてきているサイン

出産の前日、おりものの量が急に増えました。昼にトイレ行ったときに気づいてすごくびっくりしました。おりものシートでは全然カバーできず、生理用ナプキンでもこまめに交換しなければならないほど。でも、このようなサインが出てから出産まで1週間以上かかる場合もあるとかで、その日のうちに陣痛が来るとは微塵も思っていませんでした。

陣痛のはじまり

まず、プレママ教室で陣痛時の話があったのですが、そこで聞いた話では、陣痛は初め30分くらいの間隔で始まり、だんだん間隔が狭くなって10分をきるようになります。そして、5分間隔くらいになったら病院へ電話くださいとのことでした。
しかし、私はすぐには陣痛なのかよくわかりませんでした。・・・というのも、私の場合、陣痛は初めから10分間隔くらいできたので、これは違うのでは・・・?と思っていたのです。

始まりは、もう寝ようとしている時間だったのですが、なんとなくお腹が痛く、お昼食べ過ぎたのかなあ・・・?と思っていました(笑)。
すぐに痛みがおさまり、ふう~と思っていると10分後にまた痛くなって、湯たんぽをお腹にあててうずくまっていました。正直眠かったので、うとうとしていたのですが、痛みの波が来るたびに起こされる感じで、「なんか普通の腹痛と違う!」と思い始めました。多少おなかが痛くても、それで眠れないということは今までありませんでした。

しかし、陣痛は、初めは30分間隔で来るってことだったし、これは違うのかな・・・。もしかして前駆陣痛ってやつかな?と思い、ネットで「前駆陣痛、本陣痛 違い」などと調べていました。

また、一度お手洗いに行くと赤いドロドロが!!これがおしるしってやつか!!
しかし、おしるしは陣痛の何日かまえに見られることが多いとか、1週間以上空くこともあるとか聞いていたため、やっぱりこれが本陣痛のなのかわからずにいました。

AM0:30

すでに痛みが始まってから1時間以上が経過しました。

やっぱり本陣痛かも・・・と思い、アプリを使って陣痛カウント開始。すでに5~6分間隔になっていました。

AM1:00 

陣痛間隔が5分を切る。念のため、旦那に電話かけてみるがつながらない。その後20分間隔くらいで電話をかけてみました。また、痛みが来るたびに腹式呼吸を意識して吸って吐いてを繰り返しました。こうすると少し痛みがましに感じられたので。

AM2:00すぎ

陣痛間隔が3~4分になる。まだ起きていた母に声をかける
下の階に降りると(私の寝室は2階だった)、丁度母に出くわしました。母もなんか物音聞こえるなと思っていたらしい・・・。
「お腹が痛いけど本陣痛なんかわからへん」というと、「じゃあ、とりあえず明け方まで様子見てから病院電話するか?」と母が言ったので、「そうしよかな」と部屋に戻りました。

でも、痛くて辛くて、やっぱり本陣痛なのでは?と思い、陣痛の間を使い、貴重品など荷物をまとめ、少しずつ1階に持っておりました。

AM3:00前

もう無理!!!痛いいいいい!!となって、病院に電話を掛けました。電話がつながったタイミングでまた痛みの波が来てぜんぜん話せなくなり、ひいいい~とうなっていました。病院の方も「次痛みがおさまったタイミングでいいですよ」と待ってくださり、少ししてから詳細を話しました。

病院に来てくださいとの話になり、母に登録していた陣痛タクシーを呼んでもらい、私は泣きながらも服を着替えました。深夜だったので、電話はなかなかつながりませんでしたが、あきらめかけていた時にようやくつながりタクシーを呼ぶことが出来ました。

10分くらいでタクシーがやってきて、自分の部屋にある荷物を母に持ってきてもらい、乗り込みました。歩くのが辛く、タクシーに乗るのも一苦労でしたが、何とか乗って、病院へ向かいました。母も付き添ってくれました。

AM3:35

病院へ到着。お腹が痛すぎてタクシーから降りられない。助産師さんが玄関先に来てくれて、母が対応。そして、大泣きしている私を車いすで部屋まで連れて行ってくれました。母とはここで別れでしたが、お礼も言えなかったです。

子宮口5cm、このまま出産に移ることになりました。

そこからはもう時間の経過がよくわかりませんでした、もう苦しくって辛くって時間がとてつもなく長く感じられました。
助産師さんが「赤ちゃんも頑張ってるからね!しっかり深呼吸して赤ちゃんに酸素を送ってあげるんだよ」と話されました。そして、陣痛が来るたびに「赤ちゃんに酸素!赤ちゃんに酸素!」と頭の中で唱えながら、必死に息を吐くことを意識しました。
深夜だったために、睡魔もあり、意識が飛びそうになるけど、陣痛にたたき起こされてもう頭がおかしくなりそう。痛くて何度も叫んでしまいました。

痛みは下腹だけでなく、腰やおしりにまで広がりもう痛い。助産師さんが時々腰などを押さえてくれたりしましたが、もう、本当につらくて、時間がとてつもなく長く感じられました。そして、早く解放されたい~と思ってしまいました。

(おそらく)5:00過ぎくらい

「子宮口が10㎝に開いたのでいきみましょうか」と伝えられました。旦那はまだでしたが、もう辛かったので、いきみ開始。陣痛が来るタイミングでいきむ!

ふううううう~。

下腹あたりでぐぐぐ・・・と赤ちゃんが動いているのが分かる!途中で力尽きていきみを止めると、その位置で大きい塊が止まるのがまた苦しい。
何度かしていると、ブシュブシュという音が聞こえて、液体っぽいものが出ている感じがありました。そして、出口付近で何かでっかい塊が出そうになったり引っ込んだりしている感覚がありました。助産師さんが「今赤ちゃんの頭が見えたり引っ込んだりしているよ」と言わはる。

もうすぐや・・・!

陣痛がまた来るっと思ったと同時に思いっきり息を吸っていきむ!

ゔ~!ゔ~!

助産師さん「頭出てるよ」「頭だけやけどもう声聞こえてる」

ふう~!ん”~!

ぐいっぐいっ

助産師さん「力抜いて~」
力の抜き方が分からないっっ。うわあああ。

ふぎゃー!!ふぎゃー!!

必死で息を吐いたら赤ちゃんが出てきました!!うわ~ん。
AM5:35!なんと初産だけど陣痛開始から6時間で産まれました・・・!

 

なんか途中から文章が・・・(笑)

 

出産は本当にいつ来るのか読めません。(帝王切開とかで計画的に生む方法もありますが)
私の場合、予定日より1週間早くに来ました。初産だし、1週間前の検診でも「あまり子宮降りてきていないし、まだまだですね~。しっかり身体動かすようにしてくださいね~」と言われていたこともあって、勝手に予定日より遅くに生まれてくると思っていました。
おしるしもなく。陣痛が来るその日まで何事もなく、普通に過ごしていたので、本当に予想外で、急でびっくりしましたし。陣痛が来ても、本当にこれが本陣痛なのか、ずっと疑っていました。臨月が来たらいつ来ても大丈夫なように準備と覚悟が必要です。本当に。

また、出産の流れは人それぞれと言うのは、身をもって感じました。本・雑誌やネットでは陣痛が来たら、階段上り下りやスクワットで体を動かすといいとか、陣痛の間にシャワーを浴びておきましょう。長丁場になる出産に向けて軽いものでも食べておきましょう・・・。などということをよく聞いていたのですが、はじめっから間隔10分きっていた私にはそんな余裕一切ありませんでした!!陣痛バッグにお菓子とかぬいぐるみ入れたり、陣痛の時流そうとスマホにプレイリスト作ったり・・・と色々準備していましたが、全部!一切!活躍しませんでした(笑)。
もちろん準備するに越したことはないのですが、こういうパターンもあるということです。

まあ、なんだかんだいって、一生忘れられない思い出となりました。あの痛みは4か月経った今も鮮明に記憶している・・・(笑)
皆さんもどんな出産になるかわかりませんが、なかなかできない経験、覚悟して臨みましょう!

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